胃炎は子供へ感染する?検査方法や口臭との関係について
慢性胃炎の原因になるピロリ菌は、どのように感染するのでしょうか?気になる方のために検査方法なども紹介したいと思います。
ピロリ菌は感染する?
胃炎の原因になるピロリ菌は感染します。特定の感染経路がはっきりわかっている訳ではありません。海外で生水を飲んで感染したり、口移しなどで感染したりなど様々な要因が考えられます。しかしながら、大人になってからでは感染はほぼ起こらないと考えられています。
主に感染するのが胃の中の酸性度が弱い幼児期とされています。親や近隣者からの口移しなどによる感染が疑われますので注意が必要です。
ピロリ菌は除菌しないで放置すると、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃がんなどの原因になる可能性がありますので、早期に対処することをおすすめしています。
検査方法は?
ピロリ菌の検査にはいくつかの種類があります。
内視鏡を使用して行う検査では、胃の中を直接観察すると同時に胃の組織を採取してピロリ菌の感染がないかをチェックします。
内視鏡を使用しない検査もあります。血液や尿を採取してピロリ菌の抗体の有無を調べる方法や、呼気を調べる方法、便を調べる方法などがあります。
いくつかの方法を組み合わせることで、より確かな結果が得られると一般的には考えられています。ご不明な点がありましたらお問い合わせください。
胃炎と口臭は関係ある?
よく「口がとても臭い人は胃がんやそれの原因となる胃の病気にかかっている可能性がある」と言われたりします。慢性胃炎などで胃の消化機能が低下して、消化されずに残った食物が発酵して臭いの元になるという考えもあるようですが、はっきりとした証明がされているものではありません。
気になるようなことがある場合は、検査を受診されてきちんとお身体の状態を把握することが大切かと思います。
胃炎とはどんな病気?症状や原因や予防方法は?
今回は胃炎について紹介したいと思います。
どんな症状が出るのか?また、胃炎の原因や予防する方法などをみていきたいと思います。
胃炎とはどんな病気?
胃炎とは文字通り、胃の粘膜に炎症が起きる状態のことをいいます。
2種類あり、急性胃炎と慢性胃炎に大別されます。
胃の粘膜には、胃酸などの刺激に対する抵抗力があるため、強い酸でも炎症を起こすことはありませんが、胃炎になっている場合は炎症を起こしてしまいます。
原因と症状は?
急性胃炎と慢性胃炎で異なります。
●急性胃炎
食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどの生活習慣の乱れ、ウイルスやピロリ菌の感染、食中毒などが原因となり胃の粘膜がただれる状態です。突然みぞおちのあたりに刺すような痛みを感じることがあります。また、嘔吐や下痢を伴う場合もあります。
大体の場合は、2日〜3日ほど安静にしていれば治ります。
●慢性胃炎
原因の大半がピロリ菌の感染によるものです。その他、非ステロイド性抗炎症薬の副作用などが原因になる場合もあります。胃の粘膜が慢性的に弱くなり炎症が繰り返されます。慢性的に胃もたれや胃痛、吐き気などに悩まされます。
予防方法は?
胃炎を予防する一番身近な方法は、生活習慣を正すことです。
体に配慮した食事内容や規則正しい生活リズムを心がけることです。
タバコやお酒も原因となりえますので、ほどほどにしましょう。
ストレスのコントロールも大切です。ストレスを溜め込むことなく、リラックスできる時間を持てるように気をつけましょう。
ピロリ菌が原因となっている場合は、ピロリ菌の除菌が必要となります。
検査を受けてピロリ菌感染の有無を確認しましょう。
ピロリ菌は薬の服用で除菌することが可能ですので、胃に不安がある方はお気軽にご相談ください。
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お待たせいたしましたました。
本日よりインフルエンザワクチンの予約を開始いたします。
今年は供給が不安定なため対象年齢を13歳以上とさせていただいていますのでご了承ください。
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昨年が、電話が殺到して繋がらないことが多くご迷惑をおかけしたこともあり、
今年は窓口で予約を受け付けることになりました。
よろしくお願いします。
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10月1日より接種開始です。
少しずつ涼しくなり過ごしやすくなってきましたが、
急な気温の変化に体調を崩す方も少なくありませんのでお気をつけください。